下町ロケット ガウディ/池井戸潤

読書感想文

下町ロケット ガウディを読み終わりました。

 

池井戸潤さんの作品です。

 

池井戸潤さんの作品はこれで3作品目です。

 

 

過去にも一度、下町ロケットは読んだことがあって、今回はその続編になります。

 

前回はタイトルにもなってるとおり、ロケット開発にかかわることでしたが

今回は医療機器の開発でのすったもんだのお話。

 

 

この人の作品は、登場人物が良い人と悪い人が明確に分かれているので

分かり易いっちゃ分かりやすいのですが、どうも悪い人側への感情移入がし辛いので、そこんところが個人的にはあんまり受け付けないんだよなぁ。。

 

 

【登場人物】

佃航平:佃製作所の社長で主人公。男気あふれる親分肌

中里淳:佃製作所に勤めていたが、不満があって退職。ライバル会社のサヤマ製作所に移る

一村隼人:人工弁の開発をしている教授。この人も人としてすごく真摯

椎名直之:わるもの。NASA出身のこすい奴

貴船恒広:一村とは正反対の嫌な奴。平気でトカゲのしっぽ切りをしてくる

 

 

 

【所感】

佃航平さんには共感をすごく覚える!

 

経営者や責任者はどこも孤独なものなんですね。

 

従業員全員の要望を満たすことはなかなか難しいし

かといって単に優しく接するのもちょっと違いますもんね。

 

 

可愛がっていた従業員の中里が辞めたときはショックやったと思う。

 

しかもライバル会社に移動するわけですから。

 

 

それなのに、温かく見守ってあげた佃社長の心意気には惚れますね。

 

 

ちなみにタイトルになっている「ガウディ」とは、心臓の人工弁のことらしい。

 

 

正義は最後には勝つ!

悪い人は一時はいい思いをするかもですが、追々はしっぺ返しを食う!

 

というお決まりのパターンで終わるのもまた良し

といったところでしょうか。

 

 

下町ロケットの次回作も楽しみでございます

 

 

 

 

 

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